自己紹介

吹田市, 大阪府, Japan
私たちは一般財団法人梅研究会のスタッフです。 1978(昭和53)年の創立以来、梅肉エキスやすっぱい梅干など、梅のよさを一人でも多くの方に伝え、健康に役立ててもらたいたいとの思いで、梅の学術研究・啓発・普及に努めてまいりました。 これからも一層、皆様に健康になっていただけるような情報をお届けしてまいります。 http://www.umekenkyuukai.org/

2016年4月12日火曜日

《西国33めぐり2》第2番 紀三井山 金剛宝寺(紀三井寺)

西国33所めぐりの2回目は、
早咲きで知られる金剛宝寺(紀三井寺)です。


このお寺は、紀州にある三つの井戸の有るお寺ということで紀三井寺と名付けられたお寺です。
今でも境内には清浄水、楊柳水、吉祥水の三つが湧き出ていています。


小雨の降るなか、最寄りの駅から15分歩くと楼門にたどり着きます。


この楼門は室町時代の1449年に建立された、国の重要文化財に指定されています。牡丹と菊の彫刻が彫られている朱色の門は、雨に濡れて一層鮮やかに見えました。

ここから、231段の急な石段「結縁坂(けちえんざか)」を
登ります。


結縁坂は、江戸時代の豪商・紀ノ国屋文左衛門を結婚・出世に導いたといわれていて、その急勾配から参詣者泣かせとも呼ばれています。
「雨で滑ったら大変だね」
なんて会話しながら登っていましたが、頂上に着いた時には息が上がってしまいました。


紀三井寺の美しい風景は多くの歌人や文人に愛されていて、俳聖・松尾芭蕉も一句詠んでいます。
見上ぐれば 桜しもうて 紀三井寺
桜の名所としても有名な紀三井寺に来たのに見上げると桜は散っていたという思いを詠んだ句だそうです。


2つ目の国の重要文化財の護国院鐘楼は、安土桃山時代の特徴を表している朱色と黒の建物で、中にある鐘の為に作られた雨風を凌ぐ家のようです。



清め水で手を洗い、線香をあげました。香炉の下で3体の鬼がぐっと歯を食い縛って腕を組み、香炉を支える姿がとても逞しく感じました。



本堂の中に入り、
皆様の健康を願って御本尊にお参りいたしました。



御朱印に書かれた美しい字と菊印をいただいたときは、汚さないように緊張しながら墨を乾かしました。




本堂の天井に描かれている天女は、季節・時刻により見え方が違うと知り、
長く眺めていたら、首が痛くなってしまいました。



本堂内には、祈願杓子があります。杓子はご飯を掬うことから、
観音様にも願い事を救い取って戴ける様にと杓子に願い事を書いて祈願します。


願い事を書いた杓子を大杓子に三度打ちつけて願いがかなうように祈ってから納めますが、皆様の健康を願って打ち付けたところ、
コン コン コンと良い音がしました。


本堂を出て少し急な階段を登ったところに3つ目の国の重要文化財の
護国院多宝塔が見えます。


1441年に風害で倒壊、1449年に室町時代中期の様式で再建された多宝塔は、1階部分は四角で2階部分は円形という境内の中で唯一の流麗な姿をとどめている建物です。


紀三井寺には、不思議な応同樹があります。
その昔、開山為光上人が説法のお礼として龍神から戴いたとされる7種の宝物の一つで、この木の葉を浮かべた水を飲んだり、あるいは首に掛けておくなど、病に応じて薬になると云われている霊木です。


創建のころの母株から種子が落ちて自然に発芽成長し今日に至っていますが、樹齢は推定150年以上だそうです。

いつの間にか雨が上がっていて、まわりも少し明るい感じが・・・。
今度は晴天の日に是非訪れて、紀三井寺の美しい風景を見てみたいですね。

2016年1月7日木曜日

《西国33所めぐり 1》第1番 那智山 青岸渡寺


みなさんは、巡礼行をご存知でしょうか?

巡礼とは、平安時代ごろに行われていた
僧の修行や貴族階級の神社詣がはじまりで、
現在でも多くの人たちが巡礼を行っています。

最近では、御朱印や仏閣めぐりなども人気になっていますね。

西国33所の巡礼は、日本で最も歴史ある巡礼行で
参拝者がとても多いことで有名です。



梅研究会スタッフは
みなさまの健康を願って西国33所めぐりに挑戦することに!


記念すべき第1回目は、和歌山県 那智山にある 青岸渡寺 です。






青岸渡寺は、西国33所の第1番札所です。


青岸渡寺は、熊野那智大社とともに発展してきた歴史ある場所で
熊野信仰の霊場としてたくさんの巡礼者が訪れています。

青岸渡寺の本堂は、豊臣秀吉公によって再建された
熊野地方でいちばん古い桃山時代様式の建物です。




早朝からお寺をめざして、ぽかぽかお天気のなか出発。
長い坂道を歩いて、急な階段をのぼると青岸渡寺の山門にたどり着きました。






山門には、鎌倉時代の天才仏師 運慶が作った立派な金剛力士像が……。






手水舍で手と口を清めてから、梵鐘へ行きましたが
残念ながら鐘を打つことできませんでした。


青岸渡寺の境内には、那智の滝と山々が見わたせる 絶景スポット があります。
ちょうど、陽の光がスポットライトのように滝を照らしていました。




山の深い緑に白い滝が映え、三重塔の朱色が見事なアクセントになっています。

景色を楽しんでいると、記念撮影をしてくれるスタッフの方が
「お撮りしましょうか?」と声をかけてくれました。


青岸渡寺に行かれる方は、ぜひ素晴らしい風景とともに
記念撮影をしてみてはいかがでしょうか。



次は、旅のメインであるお参りにむかいます。






線香をあげに大きな香炉に向かうと、そこには2体の狛犬がいました。

香炉のふちに、ちょんと前足をかけるポーズがかわいらしい…!
「ここに線香を入れて」といっているようでした。






そして、いよいよ本堂に入ります。




本堂にある大鰐口は、
豊臣秀吉公より寄進された日本一のもの
直径1.4m・重量450kgもあります。



お札を納めてから、布で編まれた綱を振り大鰐口を打ち鳴らし
みなさまの健康を願って、御本尊にお祈りしました。







続けて、本堂内にある観音様やびんづるさまにもお参りします。

びんづるさまとは、お釈迦さまの弟子である
十六羅漢の筆頭である賓頭盧尊者(びんづるそんじゃ)のことです。

びんづるさまを撫でると、その部位の病気が治るといわれていて
撫仏(なでぼとけ)ともいわれています。







本堂内にある納経所で、ご朱印と菊印をいただきました。
スラスラと筆が踊り、きれいな文字が書かれていきます。










お参りのあとは、青岸渡寺横にある 世界遺産・熊野那智大社へ。





那智大社には、平清盛の長男・平重盛がお手植えした樟の御神木があります。
大きな幹には空洞があり、願いごとを書いた護摩木を持ってなかをくぐると
願い事がかなうといわれています。

さっそく護摩木に健康祈願と書いて、空洞をくぐってきました。










最後は、裏参道を通って那智の大滝へ向かいます。

木々に囲まれた古い石段を下りていると、ときどき鳥のさえずりが聞こえてきました。

「時代劇にありそうな風景ですね。お侍とか出てきそう」
「わたしは、ジブリっぽいなと思いました……。」

自然豊かで穏やかな空気がながれる裏参道に感動しつつ、
感想を言いあいながら急な階段をおりていきました。









那智の滝に近づくと、ドドドドという滝の音が聞こえてきます。





飛瀧神社の御神体である、那智の滝。

神武天皇が那智の海岸に上陸されたとき、山に光りが輝くのを見て
大滝をさぐり当てられ、神としておまつりされたことがご由来です。

また、滝を流れる清水は生命の母として崇められ
延命長寿の霊水として信仰されています。

那智の滝は、日本の滝100選・日本の音風景100選に選ばれている名所。
日本一の落差といわれる133mの高さから
たくさんの水が轟音とともに流れ落ちる様子はまさに圧巻です。






ひんやりとした清々しい空気のなか、ジュレ梅肉エキスをいただきました。
なんだか、いつもより美味しく感じるような…?

心が洗われるような光景と梅のパワーで元気も回復!


霊験あらたかな那智の地をめぐり
豊かな自然にふれて、身も心も癒された旅となりました。