これをきっかけに禁煙を考えておられる方も多いと聞きます。
厚生労働省研究班の調査によれば、喫煙する人は、しない人より平均寿命が3.7年短いので、生涯医療費は3〜4%(40歳男性で約21万円)少ないということがわかりました。
ただし、1年間の平均医療費は、喫煙者のほうが高いことから、喫煙者は病気がちで、寿命が短いということになります。
また、受動喫煙が原因で肺がんや心臓病で死亡する成人は、国内で毎年約6800人に上るという推計も厚生労働省研究班から発表されています。
喫煙による医療費の問題は、本人だけの計算では済まされないことになります。
たばこ税による税収は約2兆円。たばこによる社会的損失額は1兆1406億円という試算から、5兆6000億円という試算まであるそうです。
また、値上げで消費が減るため、今回の改定で、2010年度のたばこ税収は前年度より減ると財務省はみているということです。
税収としてもこれ以上の期待が持てず、社会的損失も大きい。かつ、これだけ「体に悪い、悪い」という宣伝をしながら、なぜ、タバコが売られているのか、不思議な気がします。
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