厚生労働省の平成23年度政府予算に、子宮頸がんを予防するワクチン接種助成事業150億円の要求が盛り込まれました。
子宮頸がんは性交渉によるヒトパピローマウイルスの感染が主原因とされ、感染の可能性が少ない10代前半にワクチン接種することで予防が期待できます。
子宮頸がんは「予防できる唯一のがん」といわれていますが、日本では年間約15,000人が子宮頸がんを発症し、約3,500人が死亡しています。つまり、1日に約10人が亡くなっているということになります。
中でも若い女性の間で子宮頸がんは急増しており、20〜30代の女性に発症するがんの中で1位となっています。
助成がなければ、ワクチンの費用は4万〜5万円と高額ですから、一刻も早く助成が実現してほしいものです。
ただし、一定の年齢をすぎると、すでにヒトパピローマウイルスに感染している可能性もあるため、子宮頸がん検診を受けることが子宮頸がんの予防につながります。
20歳をすぎたら、毎年子宮がん検診を受けることが大切です。
がん検診は怖くてつい遠ざかってしましがちですが、早期発見につながるし受けた方がいいですね。
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