「フラワーアレンジメント倶楽部」の講師・のせひろこ先生が、ハナトリカブトを1本くださいました。「トリカブト!!ど、毒草じゃないんですか??」と、思わずのけぞってしまいました。
トリカブトを漢字で書くと「鳥兜」。鳥兜というのは、舞楽のとき、楽人・舞手の被り物のことだそうです。なるほど、紫の小さな花は舞楽を知らなくてもそれらしき形をしています。
英名はヘルメットフラワー。人の考えることって、洋の東西を問わず同じなんですね。
根は天然の物ではフグに次ぐ猛毒で、太古の昔から毒矢に使われ、古代ギリシャ・ローマでは、気に入らない妻や夫を殺す手段としてよくつかわれていたとか…
日本では四谷怪談のお岩さんの毒、江戸時代の医師・華岡青洲が世界で初めての鎮痛麻酔薬「通仙散(つうせんさん)」に配合したことで知られています。
ごらんのとおりとっても可憐な花なのですが、根ほどではないにしても、全体に毒が含まれているということです。
だれかに毒を盛ろうなんてことは、生まれてこの方、考えたこともありませんが……
家にあるだけで、ちょっとドキドキしています。
怖い!!怖い!!でも、写真でみると素敵かも?
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