このうち、調味のうえでもっとも大切なのは塩味と酸味といわれています。
というのも、甘味、苦味、うま味は食べ物自体に含まれており、調理のために加えなくても、味わうことができるからです。
みそやしょうゆ、酢などがなかった時代、塩味はもっぱら海水で、酸味は梅の酸を利用していました。つまり塩と梅が調理の基本だったんです。
そこで、ほどよく調理することを「塩梅(あんばい)」というようになったわけです。
梅干をつくったときにできる梅酢には、梅の有効成分であるクエン酸などがたっぷり含まれていて、梅のさわやかな風味、酸味と塩味が特徴です。
魚や肉の臭み消し、料理の風味つけの他にも酢と塩を使って調理するような料理に、とても重宝です。
まさによい塩梅!
明日、明後日は梅研究会はお休みをいただきます。
どうぞよい週末をお過ごしください。
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