自己紹介

吹田市, 大阪府, Japan
私たちは一般財団法人梅研究会のスタッフです。 1978(昭和53)年の創立以来、梅肉エキスやすっぱい梅干など、梅のよさを一人でも多くの方に伝え、健康に役立ててもらたいたいとの思いで、梅の学術研究・啓発・普及に努めてまいりました。 これからも一層、皆様に健康になっていただけるような情報をお届けしてまいります。 http://www.umekenkyuukai.org/

2009年8月12日水曜日

『梅家族』に好評連載中の加藤タキさんのエッセイ『学んで老いず』の挿絵を描いてくださっている画家・えとうまさゆきさんにインタビューしました(えとうまさゆきさんのご了解を得て『梅家族』に掲載された挿絵を公開します)。
『梅家族』2009年8月号より

月並な質問ですが、絵を始めたきっかけは?
「2歳くらいだったと思うのですが、父がぼくをひざにのせて、機関車の絵を描いてくれたんです。何も描いていない白い紙に、機関車の車両が連結してどんどん長くなっていくという情景が、鮮烈な記憶として残っています。それがぼくの原体験であり、絵を描くきっかけとなったように思います」

つまり、2歳にして絵の魅力に取り憑(つ)かれてしまった!
「実はぼくは小学校浪人をしてまして…というのは冗談で、父の転勤が多くて幼稚園に行かなかったんです。だから、みんなが幼稚園に行っているあいだ、動物図鑑を写し続けるとか、とにかくずっと絵を描いていました。そのときは、幼稚園に行っていないことが少しさびしくもあったのですが、今思うと、ひたすら描き続けたその毎日が、この仕事を選んだことに関係しているように思います」

ほんとうに小さい頃から、絵を描くことがお好きだったんですね
「小学校5年生のときには、将来はイラストレーターになると言っていました。この道に進むことを迷ったことは1度もないですね」

油絵や絵本、アニメの制作、CDジャケットのデザインと、さまざまなジャンルで、いろいろなタイプの作品を手がけておられますね
「自分の表現方法をまだまだ決めてしまいたくないという思いがあるんです。だから大きい仕事だとか、小さい仕事だとか考えず、何でもやっていきたい」

子どもたちの絵画教室をずっと続けておられるのはどうしてですか
「子どもたちのいろいろな表現方法に接することで、自分が子どもだった頃のイメージを確認するという意味もありますし、子どもたちはそのときの時代の流れを敏感に表現しようとするからおもしろい。刺激になります」

最後に、今後の抱負を
「表現方法は変化し続けるものだと思っています。だから、自分がどんな表現方法を見いだしていくかは未知数です。でも、これからも描き続けることは間違いありません。どこに行くかわからない自分を楽しんでいきたいと思っています」(F)


『梅家族』2009年7月号より






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