梅研究会では、梅仕事の勉強のために毎年梅干を漬けています。
今日は、塩漬けにしていた梅の実に赤じそを加えて、しそ漬けにしました。
まず、赤じそを茎つきのまま洗って、茎を輪ゴムなどで縛って逆さにつるし、しばらく陰干ししました。
葉が乾いたら、赤じその葉を一枚一枚丁寧にちぎります。赤じその葉をボウルに移し、塩を振って力強くもみます。
もみ続けていると、みるみるカサが減り始めました。しんなりしたら、強くしぼってアク汁を捨てます。
これはかなりの重労働で、額から汗も滴り落ちてきます。
再び塩を振ってもみ出すと、今度は濁った紫色の汁が出てきました。どうやら、本日最大の見せ場を迎えたようです。
ドキドキしながら、この汁を塩漬けにした梅の実の容器に移しました。すると、濁った紫色が、一瞬にして鮮やかな赤色に!
う、美しい。
なんだか、染織家になったようで、気分がいい。自然がつくり出した赤色を眺め、しばし呆然としてしまいました。
あとは赤じその葉を梅の実の上に敷き、土用干しを待つだけです。おいしいすっぱい梅干ができあがるまで、もう少し。
次はどんな姿を見せてくれるのか、楽しみです。(O)
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