梅にゆかりの深い菅原道真。道真は大変な努力をして広く学問をおさめ、学者として世の中の人々から高い尊敬をうけるようになりました。
道真が56歳のとき、自ら編集した詩文集『菅家文草』では、11歳でつくった漢詩が巻頭を飾っています。
月夜見梅花
月輝如晴雪
梅花似照星
可憐金鏡轉
庭上玉房馨
月夜に梅花を見る
月の輝きは晴れたる雪の如し
梅花は照れる星に似たり
憐れむべし金鏡転じ
庭上に玉房の馨れるを
(晴れた日の雪のように月は耀き、梅の花は星のきらめきを思わせる。
すばらしい!天には黄金の鏡がゆらゆら。この庭園には、香り高い白玉の花房がある)
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