財団法人梅研究会の新人スタッフは毎年、6月になると和歌山県のみなべ町にある紀州工場に見学にいきます。
まずは梅林を見学。
ここの梅林は土がクッションのようにフカフカです。
なぜか。 梅肉エキスを製造する過程で発生した搾りカスや種を土に戻しているからだそうです。土がいいから、いい梅が採れるんですね。
続いては梅肉エキスの製造現場見学です。
工場には、採れたての梅が梅林から運ばれてきます。忙しいこの時期、フル稼働して梅肉エキスをつくっているそうです。
ベルトコンベヤーで梅を洗いながら運び、自動で梅を砕きます。この機械がすぐれもので、種を傷つけることなく、実だけ砕いてくれます。
果肉はその後、麻袋に入れられ、巨大なプレスで果汁だけを搾り取ります。 このカスや種が、さきほどの梅林の肥やしになります。
次に果汁を煮詰めます。 大人5人は入れるような容れ物に果汁を入れ、下から火で熱して煮詰めますが、この部屋の暑いこと。 立っているだけで汗が噴き出してきました。 作業をしている方にうかがったところ、数日で数キロはやせてしまうとか。
非常に忙しい時期で、お疲れになっているに
もかかわらず、工場のみなさんは見学者に優しい笑顔で接してくださいました。梅と梅肉エキスはきっと、心にも良い影響を及ぼしているのだなと思った次第です。(O)
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